はじめに

*Caution!*
コチラは「魔人探偵脳噛ネウロ」の二次創作サイトです。
→ネウロさんとヤコちゃんがつるんでる文ばっかり置いてます。お覚悟ください。
→カオスにエチーのがポロリしてあるので、怖い方はタイトルをごらんください!
(R指定がある場合、タイトルに明記……してるハズ……デス……。)

*LINKS*
当方、超絶リンクフリーダム。(検索避け済み)
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直リンしづらかったらアイコンDLお願いします。勿論、文字リンokです!
リンクしていただけているのを見つけ次第、ハンムラビ法的に貼り返します。 
どこぞのアンパンと違って、愛と勇気にハブられて生きてるので、フリーに甘えて無断LINKやらかしますほんとにゴメソ。

九印の脳味噌 (九印 サマ)
お気に召すまま (夜桜 碧海 サマ)
桜色のソラ (柳沢セイ サマ)
路地裏ユーモレスク (Haz サマ)

THANKS & LUV FOREVER!!!
Danger∴Truck(七世サマ)
メルクリウスの沈黙(ひかるサマ)
Fullcourse×Fullcourse(珠越サマ)

Pls Plz Kiss me!・2 --- 旧サイト 柳沢セイサマ、相互リクエスト(再録

……で、だ。

「ネウロさんはぁ〜、どんな音楽聴くんですかぁ〜?」
「ってかぶっちゃけどんな女のコがタイプなんです?」

……なぜに我が輩、盛りのついた女共に囲まれベタベタ触られているのだ……?
寒いだの辛いだの騒ぎ立てるヤコの願いを聞き入れて、海岸沿いにある手近な喫茶店に入った。
入り口近くに陣取っていた、粉臭くけばけばしい女共を避けるように奥のテーブルに座った。

「ネウロ、ちょっと手洗ってくるね」

ヤコが注文を済ませて席を立ったところへ。

「すみませ〜ん、もしかしてさっきの彼女、女子高生探偵のぉ……?」

声を掛けてきたから、外面で相手をしていただけだったのだが。


おざなりに相槌を打ちながら店内を見回す。
……いた。
手洗いから戻っていたはずのヤコが、ちゃっかり入り口近くのカウンターに移動して、ひとりで紅茶を啜っている。
……ム。
女共の問い掛けに答えず、ヤコを呼ぼうとしたその時。
ふと、ヤコが目線をこちらに向け、そのまま何事もなかったように反らした。
……嫉妬を含まぬその視線が腹立たしい。少しはそのようなアレを寄越すような某かをしてみてもよいだろう?
ヤコは、我が輩のことが好きなのだから。
……離れた左手が空しい。ヤコの温もりが足りない。

「先生をお待たせしているので……」

そう告げながら席を立とうとした途端。

「あんなののおもり、今日くらいお休みしちゃいましょうよぉ?」

わざとらしい大声で、左側に陣取っていた女が喚いた。

カタン

静かに席を立ったヤコが、何事もなかったかのように会計を済ませて店を出ていった。
そう、まるで、最初からひとりでいたかのような自然さで。
チラリと見えたその表情は、ヤコの心中を何も伺えないほどに無色透明で、一瞬、ジリッと腹の奥が焦れた。
咄嗟に立ち上がった我が輩の左手を、−−あろうことか−−喚いた雌が握った。

「ね?」

ねっとりとした視線。
瞬間。
不快感、としか形容しようのない感覚が左手に走る。
ざわっ……と手に宿る殺意を寸手のところで抑えるが、他は抑えようがなかった。
バシッ
音が響くほどに雌の右手をテーブルに叩きつけてやる。

「……気安く触るな、醜女が……」

言うと同時にプレッシャーをかける。
雌共の顔が強張る。
……そうだ、恐れるがよい。そもそも、貴様らが気安く声を掛けることすら赦されぬ存在なのだ。
本能的な恐怖に硬直する者たちの記憶をおざなりに弄り、ヤコを追う。


……ヤコのあの態度が嫉妬から来たものならばよいのだ。
だが、一瞬見えたあの興味のない表情に気が焦り……。
気配を探り追えば、すぐにヤコが見つかる。
店を出て目の前の道路を横切った向こう側。
海岸へと降りる階段のすぐ横。
海に面した塀に腰を掛け、足をぶらぶらと揺らして遠くを見ていた。
砂浜まで数メートルの高さはあるだろうそこに腰かけるヤコの表情。
夕日に照らされて仄かに赤く染まっているのに、まるで透き通るような無表情。

「……ヤコ」
「謎は?」

掛けた声に振り向きもせず問い掛けてくる。
淡々とした口調のあまりにもそっけないそれに、ヤコ、ともう一度呼びかける。

「謎、解きに来たんでしょ?」

浮かんだ笑みは無理矢理のもの。懇願するかのような再度の問い掛け。

「ほら、行こうよ!それとも……」

突然、笑みがくしゃっと音を立てて、崩れる。

「私を笑い者にしに来たの……?」
「ヤコ、我が輩は……」

言いながら咄嗟に左手がヤコの右手を掴む。
それに驚いたように目を見開いたヤコ。

「アンタのこと、理解(わか)んない!」

我が輩の言葉を遮るように怒鳴ったその語尾に涙が混じる。

「一日中!引っ張り回して、普段しないような触り方で弄んで、心ん中引っ掻き回して……」

ひっ……という切迫した呼吸音が聞こえて、ヤコが俯く。
沈黙が落ちる。
しばらく荒い呼吸を繰り返していたが、やがて、コクリとひとつ喉を鳴らし、激昂を抑えたヤコが口を開いた。

「アンタは私の気持ちを全部無視して……壊してくばっかりだ」

温度のない声色、ここに在るのに儚く遠い。
目の前のそれに、途方に暮れる。
なぜならヤコは……

「貴様は……」

我が輩を

「我が輩が……」

好いている……はずなのだ。

「好きなのだろう?」

その瞬間、キッとこちらを睨んだヤコが声を荒げた。

「なにその自分本意な誤解!バカみたい!!!」

再び激昂して手を振りほどこうと激しく抵抗したから。
その手をぐんっ、と引き寄せて、腰を抱いた。
抗うヤコ。だがこのまま放すなど……逃がすことなどできるわけがない。

「……その聡く、ふてぶてしい感性で察するがいい……」

意図せず出た、喉元から絞り出すような己の声。そのままヤコの髪に鼻を埋め、額に唇をよせた。

「察しろ……」

命令の形を借りた、半ば祈るような呟きに、ヤコの前髪が揺れる。
ぴたりとヤコの抵抗が止む。
……もっと、傍に。
ヤコの体と己の体に隙間を作ることすら惜しく、抱き込む両腕の力を強める。
身じろぎもせず、ただ我が身に抱かれるヤコ。甘い髪の香り、か細い肩。
潮騒だけが響く静かな空間、茜色と紫が溶け合った夜の帷の中、ひとつになった我々の影。

「……あんたって……」

ゆっくりと。呆れたような顔が下から覗き込む。

「……私のこと、好きなの……?」

その時の己がどんな表情をしていたか。自身では想像もできない。
しかし我が輩の顔をしばし見つめていたヤコは。
仕方ないなぁ、と呆れたように呟いて、やがてふぅわりと、慈しむような笑顔になった。
その初めて見た種類の笑顔につられるように、ゆっくり鼻先が触れ合うほどに近づければ。
ヤコの目が柔らかく細められて、やがてゆっくりと閉じられたから。
やわらかく、甘そうな唇に、唇を寄せた。

紫と濃紺がないまぜになった空は穏やかで、波音がさざめいている……。


「……今度からはちゃんとデートだよ、って言ってよね」
「デートのときには、な」
「いやいやいや、何事も報告・連絡・相談でいこうよ」
「どんなことでもか?」
「そう、どんなことでもちゃんと予告しよ?」
「ではヤコ、帰ったらベッドへ」
「却下」


-------------*
いただいていたリクエストは、
『ヤコと魔人サマのラブラブデート、でも途中邪魔がはいってすったもんだ!最後はハッピーエンドで!』
というものだったハズなのですが……。
ひとり突っ走る浮かれ魔人サマによる拉致、すったもんでない、ぐだ締めの3連コンボ。
柳沢サマ、申し訳ありません、、、でもよろしければお納めください!
相互リンク、ありがとうございました!!!

Pls Plz Kiss me! ・1 --- 旧サイト 柳沢セイサマ、相互リクエスト(再録



ヤコは我が輩のことが好きである。

だから我が輩は、ヤコの右手を掌中に収める権利を有するし、ヤコの唇……それはいつも舌先に甘そうな色をして我が輩を誘っている……を舐めて吸って食んでもよい権利を有するのだ。
故に、謎の発生せぬ休日に戯れに奴隷であるところのヤコの望みを叶えてやるべく手を繋いで遠出をし海に面した高台で夕日を見ながら唇を重ねる算段を我が輩が謀っていたところでそれは自然の摂理以上に自然なことであり二人のために世界はあるの的展開が我が輩を待ち受けているであろうことは保証されたも同然である。ここまで一息で願いたい。

「ふぇっ…………くしっ……うー……いきなり悪寒が……」

……アカネの手入れをする弥子がなにやら青い顔をしているが、それについては気にしない。

「というわけで出かけるぞ、ヤコ」
「……ごめん、脈絡なくってよくわかんないんだけど、謎でも見つけたの?」

……豆腐め。脳幹も海馬も前頭葉も胸も豆腐なのだろう。この豆腐め。
ふぅ、とため息をついてやる。

「貴様、我が輩の思考も読めないのか」
「読めてたまるか!」

……いい間合いで口応えをするではないか。
頭を掴……もうとして、少し考える。
もう一度確認しよう。
ヤコは我が輩のことが大好きなのである。
だから、今日の我が輩は……

きゅっ

ヤコの右手を掌中に収めた。

「ふっ……ふぇぇええぇ!?」

その途端に、ゆだる顔、だらしなくゆがむ口の端。

「マヌケ面をするな、このしゃくとり虫が」

ゆれるおさげに見送られて、真っ赤なまま呆然とした顔のヤコの右手を握って引きずり、ついでにヤコのコートを握って引きずり、事務所のドアをくぐった。



駅までの道のりはいつもと変わらぬ風景。
いつもとちがうのは、我が輩とヤコの繋がるところ。(ついでにヤコの顔色。)
やわらかな栗色の手触りも好ましいが、どうしてなかなか、ヤコの手も我が輩の手におさまりがよい。
人の子の温度は程よく温かく、華奢な骨格は頼りないが心地よく柔らかい。それを確かめるように、左手の親指でヤコの中指の背を撫でる。
そして、さらに指を絡めるように握りなおしてやると。

「ふぅぇっ……ネネネネネねうろ!あのあのあのあのぅあぁぁぁぁぁ……」

いまだかつてないほどの動揺。さらに赤みを増した顔で、こちらを見上げる瞳がうるんでいる。
……ヤコは我が輩のことが好きで好きで仕方ないのだ。

「なんだ、もう欲情したか?」

顔を覗き込んでからかってやれば、もはや言語にならない音を発して手を振りほどこうとする。
よって。

「がーーーいだいだいだいいだぢいぃぃぃぃ!右手!右手!!つぶれるよ!!!」
「ヤコよ、この手を振りほどかれたら我が輩切なくなってしまうぞ、フハハハハ」

……しっかりと握りしめてやった。
程なくして駅に辿り着いた我々は、改札口をくぐり、プラットホームに滑り込んできた電車に乗り込む。
適度に混み合った車中、握る手は離さない。
ヤコの黄色いコートの左肩が、隣の濡れ鼠色のスーツの男の右腕に触れる。……ム。

「隣の人間に肩を触れさせるなこのイエダニ」
「し……仕方ないでしょ、わりと混んでるんだし……ってかイエダニってあんた……」

幾分かこの状態に慣れてきたのだろう、生意気に口答えするその顔色は普段どおりに戻っている。

「……感染先が手近にあればどこにでもひっつきおって」

言いながら一瞥して、握る手にほんの少し力を込めてやる。
イタイってば、とヤコは小さくつぶやき、絡ませた指をもじもじと動かした。……隙あらば離れようとしているかの如く。……ムム。

「日本の都心の電車なんて、たいていこれくらいの混雑具合だってば」
「いいわけはそれだけか、このノミめ」

気に入らん。離れようとするヤコも、ヤコの左肩に触れている男の右腕も。
車中を見まわす。車両の一番端の壁際のスペースに空きがある。

「こっちだ」

ヤコの手を引き、車両の端へ移動して壁にもたれかかる。
ついでにさらにヤコの手を引き寄せ、右腕をヤコの背にまわし。

「ちょ……ちょっとネウロぶふっ!」

抱きよせてやった。
胸に顔をうずめるヤコの赤い顔をさらに押さえつける。
全身でもがき、抵抗し続けるヤコが、やにわに我が輩の胸を左手で叩き出した。……鬱陶しい、なにを暴れる必要がある……。
耳元に口をよせて囁く。

「貴様は我が輩だけに触れていればよいのだ」

途端、ぴたりと動きが止まる。同時にヤコの体から力が抜けた。
……ムムム?
押さえつけていた顔を離して覗き込んでやると、酸欠で赤黒い顔をしたヤコが気を失っていた。
……脆弱な小娘め。
仕方なく腰を抱き直し、我が身にもたれ掛からせる。
穏やかになっていく呼吸、甘い髪の香り、か細い肩。先程までの不愉快が薄れていく。
……ヤコは我が輩のことが好き過ぎて仕方がないのだ。
胸中でひとりごちて、顔色が戻ったヤコの体温を楽しむ。
我々を乗せた電車は穏やかに海を目指す……。

背中 (旧サイトより再録)

背中◆


「時間が、止まればいいなぁ」

今日はよく晴れた日で、そんな日は夕方だってきっと穏やかに訪れる筈で、警察署からの帰り道は束の間の穏やかな空気の匂い。
そんな満ち足りた空気を感じながら、少しだけ目を伏せて、そう胸で呟いた。
アイツの青いジャケットに包まれた背中が手の届く距離にあるうちに止まって欲しい……なんてヘンに気が急く。

いつだって、私とアイツのホンシツテキな距離は絶望的に遠くて、いつだって、私はアイツの背中ばっかり見てる。
追いつきたくて、並んでみたくて、私が少し足を早めれば、アイツの歩調も少し早まって……あれ?これっていぢめじゃない……?

そんないじわるも、いつもの暴力も、いつもの言葉攻めも全部全部、私とアイツの乗り越えられない壁を感じさせて。アイツと私は違うイキモノなんだって、割り切っちゃえばラクなのに……どうしても割り切れない、いつもの私の心の中。
ためしに自分に言い聞かせてみる。
おんなじになんて……在り方が同じになるなんて、有り得ない、アリエナイ。いやマジで。
ほら、私と――極端だけど――ゴキブリが絶対に添い遂げないのと同じ理屈。
そういうふうに思って、違うんだって、異質なんだって、解っちゃえばラク。
解んなくたって、年がら年中「ウジムシ」だの「ナメクジ」だの「ミジンコ」だの言われてるんだから。って、私、人間とも並んで歩けないってコト?

……ホラ、いつもいつも沸き起こるこんな想い、超不毛。まるっきし徒花。
なのに。
いつも助けてくれるから、いつも守られているから、夢見てしまう。
もしかしたら、私の右手をアイツの左手が包んでくれる日が来るんじゃないかなんて。

「好き」
思えば思うほど、悲しくなってくる。
「それでも、好き」
気が付けば、私の足は止まっていた。
「好きに、なっちゃったんだもん」
あんまりにも現実味を帯びない望みに、いつのまにか自分の足元の影だけを見つめていることに気付く。
「……好き、だよぅ」
背中に受けた夕日のせいで、長く長く伸びていく影。
前を行くあいつへと伸びているはずの影。
縮まらない距離、悲しくて切なくて立ち止まった私を置いて行ってしまうアイツ……。
アイツと私は違うんだ。
一生懸命自分にそう言い聞かせてから下唇をキュッと噛んで、「好き好き、でもムリ」と胸を締め付ける想いを、おなかの奥のほうに閉じ込めた。
そうして、そろそろと、爪先から自分の影を辿りながら目線をあげるその途中に。

黒い革靴の爪先が、こちらを向いているのが見えた。

その途端に嬉しくておなかがぐぅ、と鳴ってしまった私は。


もしかしたら世界で一番単純な子なのかも知れない。


-------------*
時系列は6出現前、サイによる誘拐後が一番しっくりくるかもです。
ヤコネウに見せかけてますが、私の中ではネウヤコだったりします。
そしてヤコ一人語りで頑張って甘めにしようとしましたのですがうぅ……(挫折した模様)→そしてちょっこりリライトしてみたら。→やっぱり挫折

徒然妄想sss('08 52号ネタバレ/再録)


「消えろ」

我が輩が興味無いのは、貴様に対してではなく
我が輩以外の何者かに心を侵蝕され……

我が輩の隣にあることを拒む……

「桂木弥子」

抗うことを放棄した薄弱な意思。

だが……

「望み通りここを去って……」

……我が輩、貴様の放った一言を。
『出会わなければよかった』などという、我らの日々の全てを否定するような貴様の不用意な一言を。
許容出来るほど腹が満たされているわけではない。

その腹立たしさのあまり……
今すぐ謎を探しにいくぞと、
この手を貴様に伸ばしてしまいそうになる。

だからこそ。

貴様が心から望むなら。
その望みを叶えたいのであれば。

「二度と我が輩の視界に現れるな」

我が輩の手の届く場所になぞ、いるな。
我が輩が知覚できる範囲に、存在するな。

その方法でしか……望みのものは、与えてやれぬ。

「今まで……ご苦労だった」

出会わなければよかったなぞと……口にされるぐらいならば。
貴様のその声で、聞きたくもない言葉が、与えられるくらいならば。

……『我らが共に在ること』が……

貴様の
「腑抜けの」

未来に
「未来に……」

存在しないのであれば。

「精一杯の幸あれ」

心からの願いを

深く深く頭を垂れて

貴様へと告げて

手離すしか……ないではないか。


---これこそが、貴様に与えることができる、最後の、我が輩の……愛---


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魔人様、やけ食いを堪える……が本題ではありません……。

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