安物のクッキーを片手にヒカルが帰ってきた頃には、だいぶ部屋は整頓されていた。 「これで勘弁して」 「まぁいいけど」 受け取るには受け取ったが、見たことある……どころかおやつ程度に何度も買ったことがあるなんて、言えなかった。 ――言わない方がお互いの為だったかな―― そう、キララは思った。