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【関ヶ原〜長浜】A

先の更新からかなり遅れてはいるが、忘れないちに書いておく


咽の渇きに苛立ちを覚えながらも、古戦場があった米の田園を少しいくと、石田三成がその陳を張ったとされる笹尾山が見えてくる

山というよりは丘に近いかんじの小高さのこの麓からは、さすがに文化の中心地ということで何やら大所帯の観光客の姿を確認できた
当日は衰え知らずの残暑にて、気温36度の暑さだったというのに、観光客はそれでも汗水流しながらここまで来ていたようだ

一時はシーズンオフを疑ったが、どうやら関ヶ原はそういうのとは無縁で、コンスタントな集客力があるらしい

贅沢を言えば、この古きよき大和の息吹が熱を帯びて渦巻く戦場を一人で満喫したかったのだがね


【関ヶ原〜長浜】@


某日
まず二条駅より、9時頃の電車にて出立した

京都駅に着くまでにそれほどの駅数はない
ていうか、丹波口駅ひとつだけ
普通車で十分である


さて、久方ぶりの京都駅ということで
「迷った」
滋賀方面への電車はどこのホームか全く知らなかったので、とりあえず湖西線を使ってみた


5駅程通過して、ようやく見遣った車内線路掲示図に目を疑った

「やらかした」

なんともまあ、この線路は長浜には向かわないのだ
大きく遠回りするどころか、終点までのどの駅からも長浜に折れる路線が無い


しかたなく京都駅に戻ることに…
どうりで琵琶湖が見えないわけだ
一応は注意していたのに、馬鹿丸出しである



京都駅に戻った
その頃には既に12時前、無駄な時間と、そして誤算だった
ほんとに最近ボケ気味だ
ガチでアルツハイマーかも知れない



ひとまず、路線を調べ直す
どうやら琵琶湖線が当たりだったらしい
てなわけで琵琶湖線を使用、ようやっと第一の目的地長浜に行けると確信した



が、車内でまた線路掲示図に注視を注ぐと、どうやら長浜から第二の目的地関ヶ原への線路は無いらしい

何を勘違いしていたのか、その長浜の手前の米原だとその時になり改めて知った
ほんとにダメな男である



ひとまず長浜までの切符代が少々勿体なくなったが、米原で下車
目的地の順繰りを覆す決断ののち、関ヶ原へ一路、第一の目的地を変更

もともと関ヶ原メインに計画していたこの旅
少し順序が変わっても、まぁさしたる痛手でも無い
頭のほうは大分痛手だがw




米原にて、岐阜方面への切符を購入
標高1377メートル、霊峰“伊吹”がその車窓より飛び込んでくるパノラマに輝きを感じながら(見事にど田舎な風景の連続だが)、関ヶ原までの僅かな駅数を通り過ぎていく




さて、13時を過ぎた頃
岐阜県は関ヶ原駅に到着


主審は下車直後、駅前で自分を出迎えてくれた看板である
うむ、さすがに観光名所ではあるらしい
ここがかつての血みどろの戦場でなければ、こんなクソ田舎にはまず用向きなどありはしないが


そう思う程、人の気配が無い
正午を回っているというのに、人がまずいない
現地民すらロクに見当たらない
駅より近くの商店街らしき道でも、ジジイにババア、あるいはオバハンかオッサンがかなりの低確率で歩いてるかチャリこいでるかだ

せめて観光客くらいは目に溢れる程いてもよいのではなかろうか?
この今はそれとも、シーズンオフなのか?



ひとまず本多忠勝の最後陳を一目拝もうと南進するも、場所の残り距離を示す矢印看板が突如消えて参拝を断念

まぁ元より、西軍にしか興味が集中してないから遺憾にも無かったが
というか南に歩けば歩くほど、さらに人の気配が無くなるのだ


真っ昼間だというのを忘れてしまうかのように、ゴーストタウンもかくやと人は失せ果て、蝉の鳴き声だけがあたりに散らばる



訪ねる場所をひとまず、関ヶ原古戦場に変更
駅前の看板が示した距離には2キロの表示



ひとまずその方へ歩く
これまでイロハスのボトルしか含んでいない身体に、その距離と太陽光はジワジワと消耗の一突きを刺していく

耐え難い
正直青ざめる暇もないぐらいだが、灼熱の中アスファルトに倒れ伏す自分を想像したぐらいだ


駅前の自販機でジュース買っておけばよかったとよく思い知らされる

なんと、関ヶ原
タバコやコンドームの自販機はかなりあるのに、飲料の自販機がほとんどない
喧嘩売ってんのかってくらい無い


剰え古戦場にやってくるも、パーキングの周囲にすらなんの自販機も無い
せいぜい座る場所ぐらい



「ふざけんな観光名所!!」


今は一面米の田園の古戦場にて、俺は呟いた

【関ヶ原〜長浜】はじめに

先日の休みに独り、日帰り旅行をしてきた

「寂しい奴」と、人は思うだろうが自分はそういう考えではない
まぁたしかに友人や、好きな人と一緒に行ってみたかったけれども


旅は、つまらないコンスタントな毎日をぶち壊すために、あるいはフラストレーションの解消のための、気分転換といった趣だ

「まだまだ日本は広い」と、発見させられる事は多い
ただのニートじゃないさ
金なら少ないがある、俺はこの金でどこへでも出かけられる
それを能力とは誇れないが、一人カラオケだってそう
俺の最愛の味方は、きっと“孤独”なのだ

彼は何も文句は云わない
こちらの提案に逆らうことは無い
だから隔たりもない、時間の都合だって存在しない、自分にとっては愉悦の象徴だからだ

そして
日頃から思い描いていた自由な旅路
てめぇで稼いだ金で行くんだ
誰にも文句は云わせない


この夏はたしかに暑いし、外に出るのも億劫なのは間違いない
だが、興をそそる書をめくるが如く
電車の車窓より飛び込んでくる数々の景色、その合切はどれも輝いて見える


不覚にも、その時ばかりは
「生きていてよかった」
と、思えるのだ



と、堅い話はここまでとする
とりあえず感想を先んじて申すと、
「脚が痛かったw」
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