咽び泣く紫の花 : aria : bookmark


2012/12/4 Tue 00:06

左手がだめなら右手でいい



ずっと読みたかった、ずっと探していた、
「うたかたの恋」を図書館で借りられました。 

原題は「Mayerling」、1930年仏作家クロード・アネ著。

オーストリア帝国皇帝フランツヨーゼフと皇后エリザベートの息子、皇太子ルドルフと
マリー・ヴェッツェラ男爵令嬢の心中事件がもとになっています。

原題のマイヤーリングとは、ふたりが心中した土地の名前です。

宝塚でも舞台化され、アリアも大好きな演目なのです。 

この日本語訳本は絶版になっていて、
アリアが借りられたご本も1954年に出版されたものでしたの。

アリアが読みたいご本って、よく絶版になっているのよね…

それにしても、60年以上に訳されたご本で、その上フランス文学だったので
読みにくいだろうな、と覚悟して挑んだのですけれど…

物凄く読みやすかったです!
とても素敵でした…!

訳者は おかだ しんきち氏だったのですが
フランス文学の翻訳で有名な方だったのですね。



このご本は確かに切ない恋のお話なのですが
きゅんきゅんポイントもたくさんの可愛らしい恋のお話なのです*


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