紅茶一杯。



アイスとモブ
2016年11月18日 17:46

話題:二次創作文

※モブサイコ100
※モブ→霊注意
※本日の記念日


記念日リストを手に持ち眺める師匠。
「へー今日カスピ海ヨーグルトの日だってよ、モブ。」
「師匠。」
ソファーに座る師匠の隣に座っているモブ。
「あとは土木の日と…」
「師匠。」
リストを読み上げる師匠の隣でモブはジッと師匠を見つめ声をかけている。
「もりとふるさとの日かー…主に何するんだろな。」
「師匠。」
モブの熱視線をスルーする師匠。微妙に冷や汗がうかんでいる。
「師匠、溶けます。」
「音楽著作権の日!ふーん。」
「師匠、本当に、これ溶けちゃいますから、師匠。」
懇願するような声になってくるモブ。
「おおっ!?今日は某ネズミが誕生日らしいぞ!めでたいな、モブ!」
モブを一切見ずにリストを見つめる師匠。何かから逃げたい一心だ。声が上擦っている。
「…師匠。まだ大事な日が残ってますよね…?」
ユラリとモブの前髪が揺れる。モブの様子に漸く師匠がモブに振り向く。心底嫌そうな顔だった。
「師匠。今日は雪見だいふくの日です。はい、口開けてください。」
やっと自分を見てくれた師匠に笑顔を向け、ピックに刺した雪見だいふく(通常サイズ)を食べさせようとする。ピックを持ってない方の手は汚さないように受け皿代わりに下に配置している。
いわゆるカップルによくあるあの光景だ。物は雪見だいふく(通常サイズ)だが。
「それ絶対無理だろ…」
最後の悪あがきだったが、モブの目が真剣すぎて怖かった。雪見だいふくも溶けはじめて柔らかく重力に負け始めている。
「分かった。分かったからそんなに息を切らすな。食うよ。食うから。」
凄みすら感じる眼力でハァハァ息を乱すモブに根負けして、雪見だいふくに挑戦するが案の定口まわりがベッタベタになった。
「さすが師匠だ。」
と何故か満足げにティッシュで口を拭いてくるモブの本当の狙いはこれだったのか、と師匠は冷めた目でモブを眺めて後悔した。





・最初は雪見だいふく半分こして、アーンさせる妄想してたのに師匠がやけに抵抗するから最終的に師匠の口拭きたい(世話焼きたい)モブになってしまった。


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モブサイコ100




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