紅茶一杯。



バレンタインとモブ
2017年2月14日 16:30

話題:二次創作文

※モブサイコ100
※モブ霊注意
※本日の記念日ネタ


「師匠、今日は何の日か知ってますか。」
「ふんどしの日だな。ということでお前にこれをやろう。」
と師匠が純白のふんどしを渡してきた。
「…………………ありがとうございます……」
眉間に皺を寄せながらも礼を言うモブ。
(受け取っちゃうのかよ、モブ……)
自分でやっておきながら内心突っ込んでしまう師匠。
「…そんな顔すんな。解ってるって、ほら。お前が求めてるのはこれだろ。」
と小箱を上着のポケットから取り出す師匠。パッと明るい顔になるモブ。
ウキウキと受け取った小箱から香るのは。
「……………生臭い。」
「お前成長期だもんな〜〜。煮干しにはカルシウムが沢山入ってるからな、骨太になるぞ!」
「……なんで。」
手のひらの煮干しボックスを眺めながら抑揚のない声のモブ。
「今日は煮干しの日だぞモブ。知らなかったのか?」
こくりと頷くモブ。もう声すら出ねぇとばかりに落ち込んでいる。
「そ、そんなに落ち込まんでも。」
じわじわと涙目になるモブに、師匠も観念したように息をついた。
「すっとぼけて悪かったよ。顔上げろ。」
少し拗ねた目を向けると、気恥ずかしそうな師匠の姿。
「ほら。これやるから機嫌直せ。」
と渡されたのは、今日一番欲しかったもの。
「…ありがとうございます。」
しかし、前2つのせいで素直に信じられず、箱の匂いや重さを探ってしまう。
「警戒すんなよ。ちゃんと中身はチョコだから安心しろって。」
疑心暗鬼なモブに苦笑しながら、悪かったってと謝罪する師匠。
甘い香りを確認して、モブは漸く安堵の笑顔を見せた。
お前、俺からのチョコでそんな喜んじゃうのかよ…と照れくさくて困惑する師匠。

帰宅後、自室で箱を開けたら思いっきり事務的なチョコでしばし机で頭抱えてヘコんだモブ。
(これ絶対芹沢さんも貰ってるやつだ…)
と傷心するモブ。

バレンタインのお裾分けに来た律に、「これ師匠からだって。」と煮干しボックスをお裾分けして八つ当たりしてしまい、寝る前になってその事にまた後悔しヘコんだモブ。

バレンタインに煮干しって何考えてるんだあの人は…って師匠にドン引きしつつモブからのお裾分けなので煮干し貰っちゃう律。
(びっくりして貰っちゃったけど、魚臭い…)
手に直接乗せられたせいで臭いが取れず、一晩煮干し臭に悩まされた律。






・なんか割とすんなり形になったので勢いでまとめました。萌えはまだアレです賢者タイムです。

バレンタインなのに甘い話書けないとか。 ハハッうけるー!(涙目)


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モブサイコ100




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