紅茶一杯。
ひな祭りとモブ
2017年3月3日 12:49
話題:二次創作文
※モブサイコ100
※本日の記念日ネタ
※師匠が悪酔いしてる
「何やってんだお前ら。」
お散歩から帰ってきたエクボが二人を見てドン引きしている。
「あ、エクボおかえり。」
割と冷静に迎える茂夫。しかし今彼は十字架にかけられたキリストのようなポーズを、仰向けに寝た状態で強いられていた。
犯人は後ろで羽交い締めして拘束している霊幻だった。顔を赤くして怪しい呂律で色々騒いでいる。
「師匠がうっかり白酒を飲んじゃって。」
うっかり飲んじゃってこうなる流れが結び付かず冷や汗を浮かべるエクボ。
「だいたいなぁ、お前最近冷たいんだよ！師匠をなんだと思ってんだよ！」
と泣きそうな顔でベロベロに酔っ払って訴えている。
茂夫の両脇に腕を通しロックして、両脚で茂夫の足を挟んでロックしたまま。
端から見たらどこまでもシュールだった。
「シゲオ…磔にされたキリストみたいになってんぞ。」
「うん。動けないんだ。」
と、その冷静さが逆に肝の太さを感じさせる。
すっかり悪酔いしている霊幻はヒックヒックとしゃくりを上げながら
「ちくしょうお前ばっかり楽しみやがって！俺も誘えよ！カラオケ！！」
とか鬱憤をぶちまけている。
「みっともねぇなあ。」
呆れるエクボ。茂夫はキリストポーズのまま
「ストレスが溜まってるんだと思う。霊幻師匠にはお世話になってるから……」
と殊勝な事を言う。
「だから付き合ってやってんのか、その変な遊びに。」
こくりと頷く茂夫。
モブ馬鹿やろう寂しいんだよお前の成長喜ぶしかねーだろくそぉ！等叫んで居るが、本音であり本心だけでもなく、愚痴であり八つ当たりでもあり本人も複雑なのだろう。
それを何となく察している茂夫は、霊幻の気が済むまでキリストポーズで受け入れた。
・ひな祭りでネタ出そうと思って出てきたのがこれです。ひな祭り分が白酒しかない。
あとたまに三人称が分かり難いと気付いたのでこれからは「茂夫」「霊幻」表記でいこうと思いました。
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