ずいっと目前に突き出された包みに彼は目を丸くした。
「…何だよこれ」
「弁当。お前いつも買い弁じゃん。偶にはきちんとしたもん食ったほうがいいと思って」
「……開けていいか」
「おう」
「…すげぇ。これお前が作ったのか?」
「いや母ちゃん」
「マザコン死ね」
体が、重い。
膝をついて見つめてみた地には、そこにあるはずの影がなかった。
片手をつき、力を込めると震えてくるのを堪えて、立ち上がる。
周りをみれば皆も同じようにその場に立ち、一同を見渡しあった。いつもならその中にあった、この船に似つかわしくない小さな頭が並んでいない。
わななき、唇をかみ締める。
無理やりにでも表情を作って、各々の楽器を手に取った。残されている時間は、もう、多くはない。
「さあ、みんなでこの音を届けましょう。人一倍淋しがりやな、あの子のために」
ブルックの奏でるピアノの音が、広がる海の暗闇の中で響き渡った。
小さく頷きあい、楽器に指を絡める。
海を伝い、波風に乗って、どこにいるとも分からないあの子の所に届くようにと、盛大に、そして陽気な音楽を送る。
「届いて、いますか…?」
一つ、また一つと音が失われていく。
もしもあの子に届いているなら、いや、届いているからこそ、淋しがることがないようにと、ピアノを弾き続ける。
悲しく響くピアノの音と、あるはずのない、あの子の声が重なったような気がした。
前のブログにめもしてたネタの内容の一部。
早く書きたいです。ナミさんの夢も書きたいです。
「船が故障した。次の島まで乗せてくれ」
「いきなり現れて何言ってんのよ!見るからに怪しい奴を船に乗せるわけにはいかないわ」
「もちろん、タダでとはいわない。一晩1万ベリー…いや、2万ベリー払う」
「サンジ君!こちらの方に何か暖かい食事とデザートを用意して差し上げて!」
「はぁ〜いナミすわぁ〜〜〜ん!」
「遊んでなのー!」
「遊んでほしいのー!」
「お外で薬草集めするのー!」
「違うの!ぼくとお菓子作りなの!」
「………お昼寝」
「待て待て待てぃ!いっぺんに話されても誰がなに言ってるか分からん!」