※アニpkmnのピカチュウ成り替わり
※原作に沿ったりオリジナルだったり捏造したり
※ありえん!が満載な好きなように好きな話を書いている小話シリーズ
以上を踏まえた上での閲覧をよろしくお願いいたします。
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※アニpkmnのピカチュウ成り替わり
身震いをして目が覚めた。
起き上がって辺りを見渡すと、そこは見晴らしのいい原っぱだった。
あれ?ここはどこだ?ぼく、こんなところに来たんだっけ?
「くちっ」
風通しがよく、吹く風にくしゃみが洩れた。
思い出そうといくら考えを巡らせてみても、ここに訪れた記憶が全くない。いや、それどころか。
ぴくぴく
ゆさゆさ
揺れる黄色い耳と尻尾。
ぼくは、何?その答えさえ悩んでしまう。
「おやおや〜?ポケモンがおるのぉ」
目の上に手を添えてこちらにやって来るのが遠目からでも人だと分かった。
白衣を着た年配のおじいさん(おじさん?)が嬉々として近づいてくる。距離が狭まるに連れてだんだんとその姿が大きく感じられ、ついにぼくは限界まで首を上げないとその人の顔を確認できないまでになった。
どうして?どうしてこの人はこんなに大きいの?
いくら原っぱに座り込んでいるにしたって大き過ぎる気がする。
変なの。同じ人なのに。
「……ピ、ピカっ…」
そうだよ、ぼくは。
人間なのに。
じゃあ何?この垂れる黄色い耳は?揺れる黄色い尻尾は?
人が持ち得るにしてはおかしすぎる。
「おや、ピカチュウじゃったか。ん〜珍しいポケモンでもないが、おかしいのう。ピカチュウはこの辺りに生息していないはずじゃが…」
そう言ってぼくに手を伸ばす。
「チュウ!!!」
「うおおっ、何じゃ!?」
何で、何で何で何で何でなんでなんで!!!
「ピーカッチュウうぅぅ!!!!」
「おっ、ぐおお゛お゛ぉぉおぉおお゛!!!」
なんで!!!!!
バチバチと音を立てておれのまわりに光が走る。
それに触れたおじいさんが絶叫をするのに気を取られた。次第に光は収まりを見せるが、それでもぼくの周りには細かな光が走り続けていた。
「う〜ん…」
煤けたおじいさんが原っぱに倒れ込み、ひくひくと体を揺らしていた。
おじいさんが言っていたピカチュウって何?ピカチュウ…?おれは、ピカ…チュウ?
ぼくは、人間だ。