TOIRきまりましたねー
新キャラのミキュミキュちゃんも可愛くて楽しみですわー
ハスタチトセは間違いなくOPでるよなー楽しみっすわー
フルボイスとか俺得
VITA買ったるわバイトして!
このやり場のない感情をハスチトにぶつけてみた
甘々夫婦ネタでーす
お風呂にしますか、私にしますかと問われた。飯という選択肢はないのか。とりあえず私を要求した。
チトセは少し頬を赤らめ、寝室の襖をほんの少しだけ開けた。なんだよ、可愛いところもあるじゃない。いつもつんけんしているだけにその態度は巧妙に男心をくすぐってくる。
拳一個分ほどの隙間から見えた室内には、布団が二枚繋げて敷いてあり、照明も相手の輪郭が見える程度まで落とされていた。チトセはそこまで開けてからこちらの顔を伺う。しょうがない。オレはチトセの手を上から覆い、襖を開ける手助けをしてやった。
いい匂いがする。チトセは布団の上に仰向けになった。部屋に残された灯りはほんの僅かで、感触でしか相手を感じることができない。
「あなた…」
上に乗っかるとチトセが首に手を回してきた。どんな表情をしているのだろうか。吐息が鼻にあたった。喉が鳴る。
「お堪えなく、どうぞ…」
はっきりと熱が伝わる。その声は、滑らせるように欲望を撫で上げてゆく。そしてはっきりとわかった。チトセは今、笑っているのだ。
「ころして」
「………いや、そういう趣味ないんで」
うふふ、と含み笑い。どきどき。
「ご趣味は健全でしたのね?」
「オフコース」
「あら…」
呆れたようにチトセはそっぽを向いた。可愛らしい。緊張した空気がそっと弛んだ。
…今だ。
「嘘ぴょん! 死ねスイーツ!」
事前に脇に挟んでおいたサバイバルナイフ05号をチトセの白い首に降り下ろした。女の悲鳴。ぬるりとしたアレ。感覚。芯を突き刺したあの感覚。
…が無い。あれ? サバナイ05が刺さった場所をじっくり確認する。白い肌。刺されて分かたれたお肉。左手を持ってくる。血は無かった。
「それはどこの女ですか」
チトセの声に振り向く暇もなく、気がつけば首元に刃物を突きつけられていた。なんてこった。パンナ…。喉が鳴る。また違うパターンだ。死にたくなくて泣きそうだった。
「浮気はいけませんわね」
落ち着いた声が妙に怖い。彼女が本当に怒っていないことを知っている。だが刃物、恐らく脇差はとうとうこの首に到達してしまった。少しでも動いたらこの身はダメになる――嫌でもわかった。
声を出そうと顎を動かすのすら躊躇される。ただ首を包み込まれている状況は何だか新婚みたいで幸せだった。
「悪い冗談だ! だってこれはダッチワイフだ!」
「人形だとおっしゃりたいので?」
「というか見てみろと?」
うふふ、安定の含み笑い。
「その必要はございません。私が用意したものですから」
「マジで?」
「それでも…人形に現を抜かす殿方にはほとほと呆れました。離婚しましょう」
ずどん。衝撃発言。放心してる間に照明は強くなりチトセから緑色の紙が手渡された。妻の方の名前は埋まっている。なんだと…? 離婚届を持つ指が震えてうっかり破ってしまった。するとチトセはニコニコしながら新しい離婚届を手渡してきた。チトセの名前は埋まっている。
「ばかな…」
脱力した。頭皮にチトセの悪い笑みを感じる。禿げそうだ。ああもうチトセを失ってオレは生きていられるだろうか。というか半ば嵌められてるのに。しかもこのまま禿げたら目も当てられないじゃないか。損ばっか。
空気はどんどん冷えていく。俺悪いモードになっていく。脈はだんだん聞こえなくなった。
…今だ。
「君らしくもない見落としだな」
「え?」
「変だと思わなかったか? この文章。もう一度よく読んでみてほしい。ポイントは段落3、段落18だ」
「………スクロールか面倒ですので簡潔にどうぞ」
「つまりさっきまで寝室は相手の輪郭くらいしか見えないほどの暗闇だった。しかし段落3行目にてオレは布団が二枚繋げてあることを確認している。そして更に問題の段落18行目にてオレはチトセの白い肌という表現を使った…これが導き出す答えはたった一つだ」
説明の途中、視界に入ったダッチワイフの顔が予想以上に手抜きでびっくりした。
「オレは、逆トリ目だったんだ。夜こそ活性化する。そんなオレがこんな偽物に騙されると思うかい? なぜ騙されたふりをしたのか、その理由は………」
「チトセ、お前に恥をかかせたくなかったからだぜ」
チトセは俯いていた。だが突然怒ったかのように立ち上がると、すたすたと寝室をあとにした。
「ご飯の支度をしてきます」
その顔が、ほんの少し赤くなっていたのは気のせいだろうか。何だっていいんだ、腹へった。
そんなことを考えていたらダッチワイフが動き出した。腕首に回し機能が発動したらしい。オレの握っていた離婚届をシリコンの指で取り上げてしまった。
そして気づいた。後ろに何か書いてある。
「TOIR製作決定おめでとう…」
「キャラ改変ダメ絶対…? 意味不」
END
言いたいことは詰め込んだ。後悔しかしていない。