リムレスがエトランゼになる経緯を考えてみた。リプルとの現状ではなく、経緯。
なんかやっぱVPだけあってちょっと切なくなったけど、エトランゼでも、リムレスはリムレスで、かけがえのないザニーの幼馴染み兼兄貴分なのは変わらないから、彼が今のザニーの立場を知って、行かせてはやりたいけど本当はすごく引き止めたい感じ、とてもきゅんとくる←
「悪いがザニーから聞かせてもらった。リプル=ハートストリングスは知ってるのか?」
「わからない。でも、彼女は視覚を奪われた分、他が鋭いから、もう気付いてるかもしれないな」
「エトランゼ、と呼ばれてるそうだが?」
「そうだな。リプルが俺のこと、まるで天使様みたいって、言ったんだ。だから、…いや、それも彼女への償いからしてみれば、打ち流されてしまうことか。エトランゼの名は、俺に相応しいよ」
「お前がどうしようが、どう償おうが、お前がそれをし、得るものを視るだけのこと。俺には関係ないな。けど、リムレス=キャリバー、その名は捨てるなよ。ザニーがそこに帰れなくなる」
「…あはっ、ザニーが散々言ってたからどんな憎らしい奴かと思ってたら、なんだよ、お前そのツラですげぇ良い奴」
「あ?」
「怒んなよ。でもわかってた。あいつがさ、お前の話するの、悪態とか多いけどさ?楽しそうに話すんだ。そりゃあもう俺がお前に感謝したいくらい。ジャバウォックとマーチ・ヘアーは元々知ってたから別だけど、俺、お前に感謝してるよ。本当、ザニーを…うん、ありがとう」
「ま、礼を言われるようなことはしてねーし、初めましてのお前にそんなこと言われても?けど、あいつなりの答えとか、それをどうするかとか、方途とか、な。ジャックとヘイヤと、お前も、わかってそうだから、やっぱ俺は感謝なんていらない。間接的な何かがザニーのためになってたとしても、俺はそんなつもりねーもん。そんなの口に出さなくたって、あいつは口下手な分わかりやすいから、伝わるし」
「なんだ、まるで熟年夫婦だ」
「あいつと比翼連理?ジャックとヘイヤじゃあるまいし、それは願い下げだな」
「ははっ、あー…やっぱお前になら任せられるってこと、よくわかったわー。ジャバウォックの言ったこと、正しかった。ザニーはあの通り、ちょっとコツがいる奴だけどさ。感傷的で、打ち解ければすごく純粋で素直な子だから」
「知ってる」
2010-5-11 03:39