・銀魂
・坂高←銀
・攘夷戦争
・ちょい切なめ
・突発
・オチもなく
・…なんか酷い

以上を了承してくださる方は下へどうぞ。


































「………」


「まさか本当に行っちまうなんてなー」





天気は近頃続いた星空そのままに、澄み渡っている。




何も変わらないはずなのに、隣に一人いないだけでこんなにも頼りない。


思わず辺りを見回す己の、なんと虚しいことか。







「寂しいなら慰めてやろーか?」




高杉の気持ちを知ってか知らずか…おそらくは知っているに違いないが、銀時は飄々と揶揄した。




「…うるせェよ。黙ってろ白髪」




吐き捨てた言葉の棘は予想以上に儚く弱々しかった。


顔を逸らして表情こそ見えないものの、その背は酷く…





「高杉」

「……うるせェ」



「…高杉」


「うるせェんだよ」





「…なんでお前、止めなかったの?」


「……」






…そんなこと、決まっている。


止められないからだ。






『わしゃ宙にいくぜよ』



…そう言って笑う辰馬を止められたとしたら、それはどんな手段だったのだろうか。




『おんしも…わしを卑怯者じゃと、思うか?』




たとえ殴ったところで、抵抗もせず静かに謝るに違いなかった。





『…許してくれとは言わんき、のう高杉。おんしを、見捨てるわけじゃなか。…ただ』




まっすぐ、まっすぐに注がれる視線。

慈しむようなそれに、もう何も言えなかった。





『…傷つかんでほしい。傷つくとこを見とうない。じゃがおんしは、戦いを止めんき。…のう』




こちらが返事をしなくとも、語りかけるように優しく…辰馬は言葉を紡ぐのだ。




『…なら、わしが離れるんが一番じゃ。おんしの生き方ばとやかく言う権利、わしは持っとりゃせんきに』

『…』



『……すまん』









……何だよそれ



ふざけんな

…ふざけんなよ




逃げんのか


この状況から

こんなくだらねェ世界から


目を逸らして…!





…辰馬……っ









「………」



「…寂しーんなら泣けば?」


「死ね」



「あ、酷くねー?今俺すーげぇかっこいい台詞言ったんだけど」





銀時が何度顔をのぞき込もうとしても、高杉は顔を背けてしまう。





「寂しいならさ、素直に言やよかったんじゃねーの?」



「………」



「馬鹿だよな、お前らって」




ふーっ…と空に向かって息を吐き出す。


黙ったまま立ち尽くす高杉の隣にしゃがみ込み、銀時は見上げるようにじっと見つめた。






「…たまにはさぁ」



なぁ高杉





「こっち、見たら?」





振り向けなんて、言わねえから
























**********


…なんですかこれ…

もう酷いとかの問題じゃない気がする。


とりあえず辰馬が行ってしまって本当は寂しい高杉と、複雑に見つめる銀さんな感じ。



なぜか最後銀さん視点オチな雰囲気…なぜに…


…や、しかしBL難しいですね。

また書きたいです。




このようなぐだぐだをお読みくださりありがとうございました!!!






話題:二次創作小説