話題:二次創作小説
!燐しえ
!お付き合いしてる
!燐しえ結婚しろ
燐と手を繋ぐのが嬉しかった。
キスは恥ずかしかったけれど、燐の暖かな唇に触れたかった。
抱き合うのも嫌いじゃない。
私はそれで満足していたけれど、燐は満足じゃなかったみたいだ。
一般的な家庭料理としてはプロ顔負けの燐の料理をごちそうになったあと、祓魔塾で出た課題について少しだけお話をした。
少しだけしかお話しできなかったのは、雪ちゃんがいないんだね、って言った私を抱き締めて、シュラに連れてかれたって、燐が、いつもとは違う男の子みたいな低い声で囁いたから。
「しえみ」
私はいつもみたいな、元気な燐の声も好きだけど、こういう声も、好き。
どきどきするけど、でも、好き。
ゆっくり近づいてくる顔にそっと目を閉じると、感じるのは燐の体温と息づかい。
燐や雪ちゃんのいる寮には誰もいなくて、時々風の音がするだけ。
ああ、なんだか世界で二人だけみたいだね。
優しい燐からの、優しいキスに頭がとろりと融けてきたとき、隙間を縫うように燐が舌を差し出してきた。
瞬間、びくっと震えて目を開けた私に、燐はすごく申し訳なさそうに唇を離した。
「わ、悪い」
燐は、私が嫌がってると思ったのか、目をそらして謝ってくれたけど。
違う。
嫌じゃなかった。
びっくりしたけど、嫌じゃなかったんだよ。
だけど私は頭がいっぱいで、口に出しても上手に言えそうになかったから。
キスをやめて、空いてしまった距離を埋めるように手を伸ばした。
「し、」
その無垢を抱いた
(お願い、伝わって)
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しえみちゃん視点難しい
燐しえは二人とも天使だったのか
thanks title→hmr