久しぶりに話題書きとして
SSアップです。
1日遅れですが、空知先生お誕生日おめでとうございます\(^O^)/
ということで、試験期間中なんて知ったこっちゃない彩世の空知先生バースデー記念。
なんてたいそうなものでもないんですけどね^^;
兄神は初めて書きました。しかも神楽視点という初挑戦ばかり!
暗いですもの凄く。
書き終えた後ぐったりしました←
神威兄様の口調やら性格やらが全然分かんなくて、彩世の妄想100%です。
神楽視点の幼少期のお話。
約束をしたんだ。
眩しい太陽の下で。
私の濁った記憶を辿る限り、そこはいつでも灰色だった。
何処を見てもくすんだ街並み、虚ろな人々。そして灰色の空。 私が見上げる時、空はいつも暗く重い色をしていた。
私達は夜の兎なんて、そんな高尚な生き物ではない。
陽の光を恐れ、地下に潜る汚いドブネズミ。そして血の匂いを嗅ぎつけては、這い出て跳んでいく。
私もいつかは、そんな夜兎という名のドブネズミになるのだろうか。
いや、もしかすると、もうそうだったのかもしれない。
そんな思い出と呼べもしない記憶の中にも、今も淡い光を放っているものがいくつかあった。
仕事に向かう誇り高い父親の背中。
優しくて暖かい母親の笑顔。
そして、いつでもそばにいてくれた、兄貴。
普通の子供のように、陽の下で遊ぶことが出来なかった私達兄妹は、いつも一緒だった。
そうあの日も、鋭い陽光が照りつける暑い日だった。
日傘を差し、建物の影に隠れるように2人並んで、楽しそうに声を上げて走りまわる子供達を見つめていた。
「私も遊びたいアル」
そう小さく呟いた。
この言葉を何度言ったことだろう。
答えは分かっている。
私が、無理だと分かりきっている我が儘を言うと、兄貴はいつもこう言う。
「それは出来ないなぁ。今度、陽が出てない時に遊ぼう」
そして困ったように微笑むのだ。
何度このやりとりをしただろう。
「神楽、帰ろう」
大きな掌が、私の小さな拳を包み込んだ。
いつもならこうして、私は兄貴に引っ張られるように渋々家に帰るのだが、この日の私は違っていた。
「帰らないアル。私も遊ぶネ」
兄貴はため息を1つついた。
その顔には、困惑した笑顔が浮かんでいる。
「帰って兄ちゃんとテレビゲームしよう」
「いやアル」
何がそんなに私を引き止めたのかは分からない。
ただ苛立っていたのだ。
いつも同じことしか言えない自分に。
いつも同じ答えしかくれない兄貴に。
いつまで経っても拝むことの出来ない太陽に。
食い下がる私を見かねた兄貴が、私に腕を伸ばしてきた。
叩かれる。
瞬間的にそう思った。
反射でギュッと目を瞑る。
すると衝撃の代わりに、ふわりと身体が宙に浮いた。
足が地面から離れる。
固く閉じていた瞼を上げると、私の身体は兄貴の腕により軽々と抱き上げられていた。
そのまま兄貴はヒョイと、私を肩に乗せると「掴まってな」と小さく言った。
怒られると思っていた私は、何が起きているのか理解が追いつかない。
ただ、その口調から兄貴が怒っていない、ということだけは辛うじて分かった。
片手で傘を差しながら、もう片方の手で申し訳程度に、兄貴の髪を握った。
私と同じ色の柔らかな髪。
「なぁ、神楽」
不意に名前を呼ばれ、今度こそ怒られる、と身体を強ばらせた。
今まで聞いたことのないような、低くて静かな声だった。
「太陽が嫌いか?」
意外な問いだった。
私はその答えを探すべく、太陽を覗き見ようとした。だが、日傘に邪魔をされ、それは叶わなかった。
一抹の寂しさを覚え、兄貴の柔らかな髪に額を押し当てた。
子供達の声が、ひどく遠くに聞こえる。
「嫌いアル。あいつのせいで、私達は外で遊べないネ」
「そうか」
そう言うと兄貴は、「ははは」と乾いた笑い声を漏らした。
「じゃぁ、兄ちゃんがやっつけてやる」
「やっつける?」
「誰よりも何よりも強くなって、神楽をいじめる太陽をやっつけてやる」
先ほどとは打って変わって、いつもの明るい口調に戻っていた。
「兄ちゃんが?」
「あぁ、兄ちゃんが」
太陽をやっつける、なんてどうやって?
笑って言い返そうとしたが、止めた。
私には、こんなことを言ってくれる兄ちゃんがいてくれることが嬉しかったから。
幸せだったから。
兄貴は今でも、この約束を忠実に守っている。
強者を求め、戦いを求め。
だから、私は教えてあげなくちゃいけない。
この地球という惑星(ほし)には太陽よりも、輝いているものがたくさんあるから。
私はもう1人じゃない。
寂しくない。
だからもう、太陽をやっつけなくていいんだよって。
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男前兄貴、になってしまいました((゚Д゚;))アワワワワ
素敵すぎる神威兄の魅力をこれっぽっちも表現できなくって、文才なくてすみません!
肩車と、この「太陽をやっつけてやる」って台詞を言わせたかったんです。
マミーも登場させたかったのですが、無理でした。また今度にします。
兄妹ってホント好きなんです。
姉弟もかなり好きですが。
私が姉妹だから、憧れがあるのかもしれません。
それにしても試験期間中に何やってんだ、っていうね^^
また兄神書きたいです。
その前に試験終わったら、沖神SSアップします!(宣言
かむたそにかなりかなりときめいたよ(゚∀゚)パアアア
こういう兄貴だったら
いいよねまじで\(^o^)/
ファフナーはとりあえず
最初はエヴァやし
13話位までは微妙やから
そこまでがんばって!b
ファフナーは中盤〜後半がかなりいいよ
グレンラガンみるね
テストおわったらみるよ
そうだよ
勉強しないほうが勝ちなんだ\(^o^)/←