紅茶一杯。



黒ネコとモブ
2016年11月17日 11:35

話題:二次創作文

※モブサイコ100
※本日の記念日ネタ

今日は黒ネコの日。『黒猫=不吉』というイメージが根強く、黒猫を虐待する者から黒猫を守りましょうと呼びかける日。


師匠が食事をしに外に出ると、雨宿りしている黒猫が居た。凛とした佇まいなのに、毛並みはびしょ濡れだった。
師匠はその黒猫を一瞥したが、特別気に止めることもなかった。

どこかで食べてこようと思ったがタイミングが悪かったようで、入りたかった店はみな混んでいた。仕方ないのでファストフードを買って事務所で食べることにする。
戻った師匠は、黒猫がまだ居るのに気付いた。猫はこちらを一切見ない。じっと澄まし顔だ。無駄に格好いい横顔だな、と内心思いながら師匠は事務所に向かった。
今日はモブが来る日だ。
(あいつ、あの猫連れて来そうだな…)
冷蔵庫を見ると牛乳があった。モブ用だ。
(猫に牛乳は駄目だっていうけど…あれ成猫っぽいし大丈夫だろ。)
それよりこの魚肉ソーセージはなんだ、と眺める師匠。買った覚えがない。
(モブのオヤツか…?オヤツに魚肉ソーセージって。)
ちょっと笑ってしまい、冷静になって冷蔵庫の扉を閉めた。
マッサージ用のタオルを出しておく。もう要らなくなって替えようとしていたのが、ちょうどあったからだ。

その後、時間通りに来たモブは案の定、その腕に黒猫を抱いていた。やっぱりなぁ、と思いつつ裏切らない奴だなと安堵する。師匠がこっそり笑ったのを、俯いて必死に言い訳を探すモブは知らなかった。




・今日は黒猫の日ですって。イタリアの記念日です。
黒猫不吉は知ってたけど、まさか実際に手を出す人が居るとは思わなかったので、読んで恐怖しました。
黒猫なのでモブに見立ててやらかそうかと思いましたがネタが浮かばなかったです。てか以前すでにモブ猫やってるわ。また隙間に挟まりに行って師匠と律が大変だからこれで良かったのか。


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