紅茶一杯。



エクボの触り心地とモブ
2017年3月14日 12:30

話題:二次創作文

※モブサイコ100
※揉まれるエクボ



「なぁ、エクボってどんな触り心地なんだ?」
休憩中にたこ焼きを食べながら質問する霊幻。
「…………あ、マシュマロにちょっと似てます。」
「スライム系じゃないのか。」
こくりと頷く茂夫。
「どっちでもねぇよ。」
と姿を現すエクボ。
「わらび餅かもしれない。」
どれが一番エクボの感触に近いかを一生懸命探している茂夫。
「プルプルしてんのかお前。」
とエクボを触ろうとする霊幻。
「だからしてねぇって!触るな!」
実際触れないのだが、つい霊幻の手を避けてしまうエクボ。
「わたあめ…?」
ハッとしたように言う茂夫。
「食いもんばっかだな。てか、わたあめはこう……」
どちらかといえばモフモフしているような。
「おいコラ霊幻!なにヒトを丸めようとしてんだ!」
エクボを両手で丸めるような仕草をする霊幻。スルリと逃げ出すエクボ。
「……ところで、なんで急にそんなことを。」
茂夫がたこ焼きを食べながら霊幻に訊く。何もない空間を丸めていた霊幻が茂夫を見た。
「いや、お前がエクボ触ってる時けっこう柔らかそうでな。」
ちょっと感触が知りたくなったんだ、と言われ茂夫の斜め上で嫌そうな顔をして霊幻を眺めているエクボを掴んだ。
「おわっ!?なんだぁシゲオ!?ちょっ…やめっ……!!」
エクボを捕まえ、手で揉む。茂夫の両手の間でムニョムニョと顔が歪んでいる。
「相変わらず可愛くない百面相だな……」
ちょっと引く霊幻。
「求肥かもしれない。」
グニグニと揉み込む茂夫。
「や〜め〜ろ゛〜〜ッ!!」
苦悶しているエクボ。助けを求め伸ばした小さな手が、天に向かってプルプル震えていた。
「師匠。」
不意に呼ばれて顔を向ければ、茂夫は霊幻の手を取った。
「モブ?」
「僕を通したら、解るかも。」
と霊幻の手の甲に手を添える。
そしてもう片方で捕らえているエクボを持ってくる。エクボは嫌がって暴れていたが、がっちり捕まれて逃げ出せない。
「お前らいい加減にしろよ!俺様はペットじゃねぇんだぞ!?上級悪霊なんだからな!!?そもそも悪霊を気安く触んじゃねぇ!!」
ジタバタするエクボを、霊幻に添えた手まで持ってくる。
「おお…なんか柔らけぇ……」
茂夫の手のおかげでエクボに触れる。
「テメェ覚えとけよ。」
と霊幻を恨みがましく睨んでいるエクボ。赤い頬を親指で撫でると舌打ちした。
「ほんと可愛気がねぇな〜〜。」
と笑う霊幻。
「オメーに振りまく愛想なんかねぇよ。」
とそっぽを向くエクボの丸くて赤い頬を引っ張った。
「れーれんへめぇ…」
怒りに真顔で震えるエクボ。
「いやー柔らけぇ柔らけぇ。」
とムニムニする霊幻。もう我慢の限界だとキレそうになるエクボに、ソッと手のひらを添える霊幻。
「抹茶わらび餅みてぇで旨そうだよな……」
と不敵な笑みを浮かべる霊幻。に、ドン引きして抜け出したエクボ。
「あっ逃げた。」
茂夫がエクボを目で追う。エクボは上空に逃げ、冷や汗まじりに
「俺は食いもんじゃねーつってんだろ!!?」
と叫ぶと本格的に逃げ出した。「様」を付ける余裕が無くなったらしい。


「行っちまった。」
「師匠が脅すから。」
「いや、触ってたら確かにうまそうな柔らかさでさ。」
「…ですよね。」
同意しちゃった茂夫。




・エクボの感触が知りたい。ひんやりしてモニュモニュしてるのかドロドロしてるのか。
そういや地面にぶつかってる時あったからエクボ側からなら物理的接触できるのか。なにそれ素敵……つまりエクボから許可出れば師匠はエクボ触れるんだ………やだ素敵ッ……////



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