話題:二次創作小説
これがラストです。
グダグダとすいません。
追記からどうぞ!
「煙管を忘れたから今度取りに行くとか言ってたな」
私は自分の耳を疑った。忘れたって、枕元に置いといて……でも、取りに来てくれる。
「本当ですか? 銀さん! 」
「あぁ。何か今度は皆で行くとかなんとか……」
腰が抜ける。次に会う約束ができ、その時にお礼もお別れも言える。次は私から会いに行く約束が出来る。
「おい、あの時一緒に出て行った客なんじゃねぇの? 俺どっかで見た覚えあんだけど……」
ヘタヘタと座り込んだ私を銀さんはなんの文句も言わずに黙っておぶってくれる。妙に優しい銀さんは気持ち悪いけど、この背中は居心地がいい。
それに、私の事を少しは見ていてくれたようだし。
「次はちゃんと紹介します。私もまだされてないんですけどね」
どれだけ時が経とうとも、私がどこにいようとも、彼はそこからは見えないずっと遠くを眺め、私を見つけてくれるんだろう。
そして皆を連れて、人を小バカにした笑みを浮かべるんだろう。
END