紅茶一杯。



指先で撫でるモブ
2016年11月12日 22:47

話題:二次創作文

※モブサイコ100注意
※モブ霊注意
※本日の記念日ネタ

つ、とモブの細く幼さの残る指先が肌を撫でた。ひくり、と身じろぐ姿に可愛らしさを見付ける。
うっとりとした顔で、モブは人差し指を滑らせていく。
何が楽しいんだか。と内心呆れながら、しかしバレないように寝た振りを続ける師匠。
風呂上がりで熱かったのだ。軽率に下着一枚で、これまた軽率に何も掛けずにベッドに転がってしまった。そこに、交代で風呂に入っていたモブが出て来た。
しばしウロウロして、牛乳を飲んだりストレッチをしたりして、飽きたのか師匠に興味を向けてきた。
つ、つ、つ、と。ぎこちなく指が肌を押しながら滑る。小さな笑い声が漏れる。楽しんでやがるな…。と、落ち着かなくて居心地が悪い師匠。
困ってモブに背中を向ければ、背中に指で文字を書き始める。
『たこやき』『ぎゅうにゅう』『しげお』完全に遊んでいる。
擽ったくて困惑しつつ、起きるタイミングも掴めない師匠。寝返りを打って逃げるしかない。
『すき』
寝返りで仰向けになったら、モブが腹にそう綴る。ゾクゾクするのを耐える師匠。
ギシリ、とスプリングが軋み、影ができて。
(あれ、これ………やばいんじゃ。)
「すきです。」
小さな囁き声。反応しないでいると、
「…なんちゃって。」
と囁いた。その声が傷ついてるようにか弱くて、目を開けそうになる。
元の場所に戻ったらしいモブは、小さな溜め息をひとつ落とす。
「冗談なんで。気にしないでください。」
と告げて腹に顔を埋めるもんだから、流石に耐えられなくなった師匠。





・皮膚の日なのでお触りさせた。それだけだった。
楽しい。やだこれ楽しい。モブに指先でなぞられる師匠とか可愛いすぎる。


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モブサイコ100




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